令和2年は大吉になるといいですね

子年の令和2年はどんな年になるのでしょうか。世の中の不確実性が高まっているため、今年はこんな年になると簡単には予測しにくくなっています。経済の予測、株価の予測、地震や台風などの自然災害の予測、AI化の流れの予測など色々な予測が考えられますが、世の中の状況が人々の想定を超えて急変する場合が多くなり、的確な予測が難しくなっています

人それぞれ新年の目標があると思います。受験や就職、結婚や出産、家の新築や改修などの人生の大きなイベントの事もあるでしょう。旅行やスポーツ、サークルや趣味の活動のこともあるでしょう。明確な目標が何もないようでも「痩せたい」、「お金をもっと稼ぎたい」、「出世したい」「好きな人を見つけたい」等、潜在的な目標は色々あります。

目標を叶えるために初詣などで神社仏閣にお参りして、願い事をする方も多いと思います。おみくじを引いて運勢を占う方もいると思います。ところで、このおみくじを引いて運勢を占うという行動パターンは、西洋人には理解が難しいと言われています。

日本人は、占いが大好きです。おみくじも占いの一種だと思いますが、世の中には「今日の運勢」「今年の運勢」「血液型占い」「〇〇占い」が氾濫しています。何故、日本人は占いやおみくじが好きなのでしょうか。

これは、日本人などの東洋人の持つ運命感によるものだと言われています。日本人を含む東洋人は、「自分の一生の運命は既に決まっているが、自分ではそれを知ることはできない」という運命感を持っていると言われています。占いやおみくじは、自分では知ることのできない自分の将来を垣間見るためのツールなのです。占い師が手相を見るのは、既に決まっている運命を手相から読み解いていくためのものなのです。「結婚は35歳くらいですね」と言われれば、そうなんだと思ってしまいます。運命は代えられないことを前提として、少しでも自分の将来を教えてもらって、それに対応する行動をとることが日本人の行動パターンなのです。

これに対して、西洋人は、「自分の運命は決まっていないことを前提に、将来の運命は自分で切り開いていく」という運命感を持っていると言われています。西洋の占い師のお告げは、将来を切り開くためには何を為すべきかを伝えるためのツールなのです。従って、西洋人には、おみくじに自分の将来が書かれていることを理解できないのです。

今年も初詣でおみくじを引き「大吉」を当てて喜ぶ光景が見られると思いますが、今年が大吉になっていることを確認できたことを喜んでいるのです。厄年という考え方も年齢によって不具合が生じる運命が既に決まっていることを前提とした考え方だと思います。

自分の運命がどうなっているかは誰にも分からないと思いますが、年初に目標を立て、その実現に向けて一生懸命頑張っていくことが運命を切り開く最善の方法であると思います。令和2年の運命は果たしてどうなるのでしょうか。悔いが残らないように最善を尽くしてもらいたいと思います。

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