兎年の令和5年は「飛躍」の年が期待されます

令和5年は十二支では「卯(う)うさぎ」、十干では「癸 (き) みずのと 」となり、干支は「癸卯(みずのとう)」となります。相場格言では「卯年は跳ねる」とされており、景気が上向きに回復する縁起の良い年とされています。


「卯」という文字は、象形文字的に言えば「門を無理にこじ開けて入り込むさま」を表していると言われています。「冒(おか)す」と同系列の語とされています。つまり、目の前に立ちふさがったものを無理やり開いて押し進んでいくようなイメージではないかと思います。


現状に則すれば、コロナで打ちひしがれた社会経済の閉塞状態を「ウイズコロナ」の名のもとに無理やり前進していくさまではないでしょうか。別の言い方をすれば、「寒かった冬の門が開き、外に飛び出る」ような意味合いとなるのでしょう。


「癸 (き) 」は、十干で言うところのラストナンバーです。十干とは10日間を一区切りにし、1日ずつ名前をつけたものです。「甲(こう)、乙(おつ)、丙(へい)、丁(てい)、戊(ぼ)、己(き)、庚(こう)、辛(しん)、壬(じん)、癸(き)」という10個の要素で十干は成立しています。「癸」は、ラストナンバーですので「物事の終わり」と「始まり」を意味しています。

こちらも、現状に則すれば、「感染症急性期のコロナ対策」の終焉と「新たな対処方法」の始まりということなるのでしょうか。コロナの感染症法における分類も「2類相当」から「5類相当」への変更が実現し、インフルエンザと同等の病となるのでしょう。就業制限や行動制限の法的拘束力はなくなり、感染予防の方法や隔離を実施するかどうかは患者自身の判断に委ねられることになります。


コロナで停滞していた社会経済がやっと本格的な回復傾向が見られるようになり、コロナ前の水準に戻っていくことが期待されます。また同時にコロナを理由とした「人々の甘え」も通用しなくなっていきます。「コロナ禍だから売上低下はしょうがない」「コロナだからお客が来ない」などの言い訳は段々と通用しなくなります。

コロナ前には完全には戻ることは難しいかもしれませんが、いち早く「ウイズコロナ」に対応した社会経済の対応方法を確立した上で、「無理やり」でも一歩前に進んでいく勇気が必要であると思います。


「癸卯(みずのとう)」の令和5年は、この機に一歩先んじて前に進んだ者が「飛躍」できる年になるのではないかと思います。これまでコロナのために実現しなかった色々な企画や温めている施策をベースとして積極的に打って出ることが求められていると思います。是非とも飛躍の波に乗り遅れないように積極的に前に出てもらいたいと思います。


皆様の更なる発展と幸運をお祈りいたします。

 

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