新一年生は黄色の帽子で小学校登校

4月になって新1年生の小学校登校が始まりました。毎朝散歩をしていますが、散歩のコースがちょうど小学校の通学路と並行していますので、小学生の集団登校の「分団」をいつも目にします。名古屋では小学生の登校集団を「分団」と言いますが、全国ではどのように呼ぶのかは分かりません。

毎年恒例のこととはいえ、黄色い帽子を被った新一年生が緊張して、高学年のお兄さんやお姉さんに手を引かれて登校している姿は大変ほほえましく思えます。今年は、残念ながら桜が早く満開になり過ぎて、入学式の時には葉桜でしたが、新1年生には、まだ桜を見る余裕はないようです。

1つの分団は、5~10名程度ですが、1~2名の黄色い帽子の1年生がいます。新1年生は、大体どの分団にもいますので、この地では少子化の影響はまだ少ないと思います。小学校の学区にマンションが最近よく建つので、児童が減ることはないようです。

少し興味深く感じている事は、分団の児童は大通りを横断する時、横断歩道ではなく、わざわざ歩道橋を上り下りしていることです。歩道橋のすぐ横に横断歩道があるにも関わらず、そこは渡らず全員一団となって歩道橋を渡っています。

雨の日も風の日もです。学校で安全な通学路として指定されているのだと思いますが、全ての分団が歩道橋の上を一団となって大名行列の様に通過していく様子は、毎朝見慣れた光景とはいえ壮観でもあります。

また、児童が通る交差点の角々には、毎朝ボランティアの高齢者の方が旗を持って交通誘導をされています。本当にご苦労様です。

4月のうちは緊張している新1年生も段々慣れてくると自由度が増して、引率の高学年の子も世話が大変になってくると思います。

人生で幼稚園 (最近は保育園が多いと思います) から小学校に上がる時が、ある意味、一番本人にとって大変な時期かもしれません。拘束された時間の枠の中に押し込められる初めての経験ですから、慣れるまで大変だと思います。

名古屋では、授業時間と授業時間の間の10分程度の休憩時間のことを「放課」と言います。一般的には、1日の授業が終了して家に帰る時を放課というと思いますが、名古屋では間休憩のことを放課といいます。新一年生にとっては、この放課も貴重な息抜きの瞬間ではないか思います。自分の小学校の頃は、この放課時間は、短時間でも校庭に飛び出して遊びましたが、今の子はどうなんでしょうか。

毎年、繰り返される光景ですが、4月は皆がある意味、気持ちが引き締まる季節だと思います。

 

 

 

 

 

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