名古屋も遂に40.3度の猛暑になりました

名古屋市は、8月3日ついに気温が40.3度となり、三大都市部として初めて40度越えをしました。232万人の名古屋市民が大変熱い状況になっています。名古屋市の過去最高は、昭和17年8月2日に記録した39.9度です。

名古屋の冬が都市部の割に寒いことは有名です。冬の名古屋は、北西の冷たい風が吹いて非常に寒くなります。これを地元では、「伊吹おろし」と呼んでいます。名古屋大学の寮歌(第八高等学校寮歌)の題名は「伊吹おろし」です。

名古屋は日本列島の真ん中付近にありますが、日本列島全体で見ると若狭湾から伊勢湾のあたりが、列島全体のくびれの部分に当たります。このくびれの部分にそびえ立つのが鈴鹿山脈でその中心に伊吹山があります。

ウィキペディアの説明によれば、『濃尾平野の北西には若狭湾から琵琶湖を経て伊吹山の麓の関ケ原に至る回廊状の地形が存在する。このため、日本海側の冬の季節風がこの回廊を通って吹き込んでくる。この風は若狭湾~琵琶湖で降雪や曇天をもたらし、関ヶ原を越えるころには乾いた冷たい風となって濃尾平野に吹き込む。これが伊吹おろしと呼ばれるものである。』となっています。

今回、名古屋の40度越えの原因は、またもやこの「伊吹おろし」が原因らしいです。夏場なので伊吹おろしとは言いませんが、若狭湾からの強い風が、鈴鹿山脈にぶつかってフェーン現象を起こし、暖かく乾いた風が名古屋に流れ込んでくるようです。

京都が暑いのは、盆地によるものだという説明は分かりやすいのですが、名古屋は濃尾平野という平坦な地にありますのでなぜこれほど暑くなるのか疑問でした。元々名古屋の夏は暑いことも確かです。都市部独特のヒートアイランド現象や伊勢湾が内海なので海水温が比較的高いことから、ある程度の夏の暑さは理解していました。

結局、名古屋は夏暑く冬寒い都市ということになります。住んでいる人は、我慢強い性格になるような気がします。最近は、熱中症の救急搬送と思われる救急車のサイレンを日々聞いています。

今の体の状態は、7月の猛暑で暑い夏は既に終わって乗り切ったような感覚です。これから8月の本格的な暑い季節がさらに続くということを思うと何か頭がぼ~としてきます。今年は、例年の夏を2回分経験するような気持ちです

 

 

Follow me!