名古屋の救急車は「救急」の文字が逆になっています。

先日、救急車が停車しているところに遭遇しましたが、その時、救急車のフロント部分に書かれた「救急」の文字が逆さまになっているのに初めて気づきました。書き間違えているのかなあと不思議に思って調べてみました。

DSC00090

名古屋市のホームページに次の様に書かれていました.

『名古屋市の救急車前面には、左右を反転させた逆さ文字で「救急」と入っています。これは前方にいる車両が、後方から近づく救急車をルームミラー等で見ると、文字は反転した普通の状態に見えるので、接近してきた車両が救急車であることをわかりやすくするためです』

『名古屋市以外では、横浜市消防局や西春日井広域事務組合消防本部(北名古屋市)などで逆さ文字を採用しています。』

「なるほど」と感心しました。ホームページに説明があるという事は、市民からの照会が多いのかなあと思いました。横浜でもやっているとのことですが、全国的には少数派でした。

長年、名古屋に住んでいて初めて気づきました。

愛知県は、車社会です。道が広くて整備されているので、人々は車を多用します。商売をする場合は、まず駐車場の確保が必要です。家を建てる場合も、駐車場の確保は最低条件となります。通勤や通学に車を使用している人は、ほかの都市に比べて多いと思います。そんな車社会である為か、救急車の表示も込み合った車の中でも「救急」の文字が分かりやすいようにドライバー目線の工夫がなされているみたいです。

一方、愛知県は、交通事故死15年連続全国ワースト1位です。 愛知県警によると、平成29年に県内で起きた交通事故による死者数が暫定値で200人だったと発表しました。前年より12人減ったそうですが、12月27日時点の暫定値で、ワースト2位は埼玉県の176人だったため、15年連続で全国最多となる見通しとのことです。

200人を下回れば67年ぶりだったそうですが、ワースト1位は1位です。死亡者数は年々減少していますが、他の都府県の方も減少しているので順位は変わりません。この点は、車の事故防止技術の向上に期待したいと思います。

「救急車」については、最近、色々と話題になっています。相撲協会の八角理事長が「救急車を呼べは良いじゃないか。」と、救急車をタクシー替わりに使用すると誤解されそうな発言をして批判されたり、大阪で救急隊員が、勤務中に自販機で飲料水を飲んでいたとの市民からの目撃情報について、賛否両論の議論がネット上で盛り上がっていたりします。何かと目立つ存在ですので話題は尽きないみたいです。

私も救急車に付き添いとして同乗したことがあります。現場や救急車内での救急隊の仕事ぶりは、テキパキとしていて本当に頼もしい働ぎぶりでした。本当に大変な仕事だと思います。患者を車内に搬送して、容体を確認後、受け入れ可能な病院を順番に探していく作業をしていました。簡単には、搬送先が見つからないようです。時間との競争ですので、相当なストレスがかかる仕事だと思いました。

救急車と救急隊員は、我々の命の最後の砦ですので、市民として円滑な業務遂行が可能となるよう協力したいと思います。

Follow me!