藤井聡太6段、いよいよ杉本7段との師弟対決。

3月1日藤井聡太6段が、第31期竜王戦で阿部隆8段を破り、13連勝となりました。公式戦の通算成績は、68勝11敗です。この素晴らしい成績がこのまま続けば、平成29年度の最優秀棋士賞の有力候補になりそうです。対局数・勝ち数・連勝数・勝率でトップになる可能性が高いと思われます。

さらに、竜王戦であと2勝すると竜王戦連続昇級の規定により7段昇段が見えてきます。つい最近まで藤井4段と言っていたのに、ものすごい昇段スピードになりそうです。

次の対戦は、3月8日に第68期王将戦第1次予選2回戦で師匠の杉本昌隆七段と公式戦初対決となります。対戦場所は関西将棋会館です。注目の一戦となります。藤井6段の「恩返し」となるか師匠杉本7段の返り討ちとなるか世間の注目の一戦です。

杉本7段は、名古屋出身の棋士です。地元の名古屋では人気のある棋士です。杉本7段は「公式戦での対局は弟子の成長を実感できるひと時になるはず」と話しているそうです。杉本7段の得意戦法は、振り飛車です。特に四間飛車を得意としています。

お互い手筋は十分知っていると思いますので、どのような手で激突するのか楽しみです。

藤井6段が先手なら居飛車。杉本7段が先手なら振り飛車でしょうか。杉本7段によれば、藤井6段との練習将棋の対戦成績は、藤井6段が8割ほど勝っているとのことで、最近は師匠は1勝もしていないそうです。

ただし、次の戦いは師匠も意地がありますので、特段の準備と棋譜研究で全力でつぶしにかかるのではないでしょうか。柔和な表情とは裏腹に今回ばかりは、全力勝負になると思います。マスコミも多数詰めかけて大変な大一番になると思います。

対戦予想は、藤井6段が勢いそのままで圧勝する気もしますが、心情的には、師匠に一矢報いてほしい気がします。いづれにしても、戦いは時の運ですので、何とも言えません。

勝敗は別として、対戦後の二人のコメントを大変楽しみにしています。お互いどのように相手の事を述べるのか。特に藤井6段の発言には注目して見ています。

Follow me!