愛知県の女性は、健康寿命が都道府県別で第1位でした。

厚生労働省は3月9日、都道県別の健康寿命を発表しました。それによると愛知県の女性は全国で第1位でした。健康で介護の必要のない自立した生活を送ることのできる寿命のことを健康寿命と言います。寿命を延ばすとともに健康寿命を延ばすことが、今大切になって来ています。

今住んでいる名古屋では健康な高齢者の方が多いような気がします。近くには、あの百歳双子の「金さん、銀さん」が住んでいました。近所の高齢者もみんな元気な方が多いと思います。

都道府県別の健康寿命の順位は、女性は次のとおりでした。
【女性】
1.愛知 76.32(歳)
2.三重 76.30
3.山梨 76.22
4.富山 75.77
5.島根 75.74

男性は、山梨県が第1位でした。

【男性】
1.山梨 73.21(歳)
2.埼玉 73.10
3.愛知 73.06
4.岐阜 72.89
5.石川 72.67

山梨県も愛知県と並んで男女とも健康寿命が長いです。これは、がん検診の受診率が高いことが原因だと言われています。愛知県は日本の生産工場的な地域ですので、手に職を持った職人的な方が多い為、年を取っても特技を生かした仕事や趣味がある為、健康を維持しているのかと思ったりします。

寿命から健康寿命を引いた期間(「不健康期間」)をいかに短くするかが課題となってくると思います。理想は、寿命イコール健康寿命という事になります。高齢者にとって寝たきりや要介護になるのは、脳卒中や心筋梗塞などの発作や転倒などの事故が引き金になることが多いと思います。

ところで、名古屋市は6大都市の中で救急車の到着時間が最速の都市となっています。119番 搬送の到着時間の順位を比較してみると次のとおりです。名古屋市は、最速の平均31.9分でした。

【救急車出動要請から傷病者を医療機関に搬送するまでの平均時間】
1.名古屋市消防局 31.9分
2.京都市消防局  33.2分
3.大阪市消防局  34.8分
4.神戸市消防局  35.1分
5.東京消防庁   50.1分
(中日新聞調べ 横浜市は非公表 昨年1年間実績 )

名古屋市は、消防隊の増隊をしており、ここ3年間は毎年1隊づつ増隊をして到着時間の短縮を図っているとのことです。救急隊の到着時間の1分1秒の短縮は、地方自治体の究極の行政サービスと河村市長は言っています。

発作の発症から搬送されるまでの時間をいかに短縮するかが、寝たきりや要介護を防ぐ為に非常に大切になってくると思います。その意味では、東京は、交通事情が違うとはいえ、20分程度も到着時間が長い為、生死を分ける可能性があります。AED等の整備を進めて、万一の時のリスクを少しでも軽減するような対策が必要と思います。

健康寿命を延ばすことは、毎日のちょっとしたことの積み重ねが大切だと思います。マリナースのイチローの様に日々のルーティン的なしぐさや行動の積み重ねにより、長く現役を続けることが出来るような気がしています。

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