今年の干支は「戊戌」 勝負の年という予感。

2018年 新年あけましておめでとうございます。今年の干支は、「戌」年です。相場格言に「辰巳(たつみ)天井、午(うま)尻下がり、未(ひつじ)辛抱、申酉(さるとり)騒ぐ。戌(いぬ)笑う、亥(い)固まる、子(ね)は繁栄、丑(うし)つまずく、寅(とら)千里を走り、卯(う)跳ねる」というのがあります。

証券界では、今年の相場予想を「小笑い」と見ているようです。経済のファンダメンタルスは、昨年に引き続き堅調に推移すると見ていますが、相場が既に相当高くなっている事と地政学リストを考え「小笑い」と見ているみたいです。

今年の干支は、戊戌(つちのえ・いぬ)です。「戊戌」は干支の35番目に当たり、2つ似たような漢字が並んでいますが、実はそれぞれ正反対の意味を持ち、大いなる繁栄の年になるか滅亡の年になるか、かなり極端な年になることを意味しているそうです。

「戊」(つちのえ)は、「茂」に通じ、植物の成長が絶頂期にあるという意味で、人間で言えば仕事をバリバリとこなす壮年期であり、人生で最高の活動時期という事になります。つまり、「繁栄」や「絶頂」を表す運勢回りという事になると思います。

一方、「戌」(いぬ)は、生命の成長サイクルの11番目で枯れた木を表し、終焉・滅亡・終わりを意味しています。

「戌」という文字は「一」と「戊」で成り立っていて、刈り取って束にした草と、刈取りの刃物を表した象形文字であり、「終わり」を意味しています。そこから派生し、後に「滅」という字が生まれました。つまり、「終わり」であり、「滅亡」を表しています。

このような正反対の状態が合わさった場合どのようになるのでしょうか。このような状態を「比和」というみたいですが、足して二で割るようなことはなく、どちらかに偏るとのことです。より「繁栄」するか、より「滅亡」するか、強い方に引っ張られてしまうみたいです。

要するに「戊戌」という干支が意味するものは、大いなる繁栄を意味する「戊」と、滅亡を意味する「戌」が、「比和」という関係によってその威力を最大限に強めつつ、どちらに転ぶかは不安定な境界線上にある、ということになります。

つまり、今年は、各人にとって「勝負の年」になるという事だと思います。不安定なヤジロベーの状態からスタートし、どちらに転ぶかは、各人の気持ちや気力、運気が重要になる年と考えられます。勝てば大勝利、負ければ大敗北。結構、シビアな1年という事になります。

節目、節目でより慎重に考え、ここだと判断した時は、思い切った決断をする。中途半端なことは避け、自分の目標に向かって、今年は気力・体力を集中し、思い切って頑張る必要があります。継続した努力の結果、運気を最大限に取り込み、素晴らしい成果が通常に比べて何倍も増幅して得られる運周りという事になると思います。

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