名古屋の「オアシス21」が、今、外国人に大人気とか。

名古屋の繁華街「栄」の中心部に位置する商業施設「オアシス21」が、今、外国人の間で人気となっているそうです。オアシス21は、名古屋市東区東桜一丁目に所在する、公園やバスターミナルなどの公共施設と商業施設との複合施設で、2002年(平成14年)10月11日にオープンしたものです。

外国人の旅行アドバイザリーとして有名な「トリップアドバイザー」が、昨年「夏のフォトジェニック観光スポット」を発表し、オアシス21が日本の観光スポットで外国人旅行者からの投稿で第2位になりました。この影響が大きいとのことです。外国人の間でインスタ映えする観光スポットとして、ネット情報が拡散しており、名古屋での一大観光スポットになっています。

■ 外国人旅行者の「夏のフォトジェニック観光スポット」

1位 洞爺湖 (北海道)
2位 オアシス21 (愛知県名古屋市)
3位 新横浜ラーメン博物館 (神奈川県横浜市)
4位 谷中 (東京都台東区)
5位 おきなわワールド 文化王国・玉泉洞 (沖縄県南城市)
6位 知床五湖 (北海道斜里町)
7位 南禅寺 (京都府京都市)
8位 豪徳寺 (東京都世田谷区)
9位 ニッカウヰスキー余市蒸溜所 (北海道余市町)
10位 ファーム富田 (北海道中富良野町)

オアシス21は、既に出来てから16年も経っています。完成した当時、名古屋市民としてオアシス21を見た第一印象は、何で街のど真ん中にこんな変わった造形物を作ったんだろうと思いました。斬新というより、それを超えていました。非常に違和感がありましたが、妙に街並みに調和をしていました。そんな印象でした。

屋上の大屋根部分は、「水の宇宙船」と呼ばれ、吹き抜けの地下広場の真上にあります。屋上の大屋根部分の地面はガラス張りで、中央から水がやさしく流れて銀河の広場に光の波紋を描きだしています。水面の周りには園路もあり、ぐるりと一周回ることが出来ます。夜にはライトアップされ何色かに光ります。公園施設の管理・運営は第三セクターの栄公園振興株式会社が行っています。

名古屋の施設らしく、環境に優しい思想で設計されています。使われる水は、全て井戸水です。都市のヒートアイランドを防止するために、屋上の大屋根は、水を張っています。施設の周りには、緑化地帯を設けて環境に配慮しています。

名古屋市民の多くは、その存在は皆知っていると思いますが、見慣れるうちに街並みに溶け込み、特に意識することもなく、バスターミナルや各種イベント会場として利用してきたと思います。特別な観光スポットという意識は殆んど誰も持っていないと思います。

外国人観光客は、この場所に来て自撮りを行うそうです。インスタ映えのする写真撮影スポットとして大人気の様です。特に、夜はライトアップされますので、周囲の街並みの夜景やテレビ塔のライトアップとも合わさって、幻想的な夜景を見ることが出来ます。

夜9時から1分間は、ライトアップが虹色になることもあり、夜9時前後が最も込み合う時間帯となっているそうです。地元の市民があまり意識していない観光資源を外国人が開拓してくれることは、大変嬉しいことだと思います。最近は、テレビ等でも取り上げられることも多くなり、国内の観光スポットしても人気が出てきているみたいです。

名古屋にお見えの際は、是非、立ち寄ってもらいたいと思います。

 

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