藤井聡太4段 名大付属高校進学 大変うれしいです。

将棋の藤井聡太4段が名大付属高校に進学を決心されたようです。大変うれしく思っています。私も48年前に名大付属中学に入学し、同付属高校へ進学しました。

当時と現在は色々と環境は変わっていると思いますが、学校のユニークさは変わらないと思います。とにかくユニークな学校です。県の教育委員会等の縛りのない、自由で大らかな学校だと思います。国立で中高一貫校は、極めて少ないと思います。建前は、名大教育学部の研究モルモット的な位置付けかもしれませんが在校生は全く気にしていないと思います。私の在学時も、体力測定の為、トレッドミルの上で走らされ、測定結果を記録されたりしました。

学校内の雰囲気は、今もそうだと思いますが、自由闊達な学校だと思います。当時は、中学で各学年2クラス、中学全体で6クラスでした。(今も同じかな)
高校では、中学からの進級組2クラス分と受験で外部から選抜された1クラス分の生徒で1学年3クラスとなります。いずれにしても、極めて少人数な学校です。

中学から入学している約90名の生徒は、中高6年間一緒になります。クラスも2〜3組しかありませんので、必ずどこかで同じクラスになります。各人がお互いのことを大変よく知ることになります。

現在は、スーパーサイエンススクールとかスーパーグローバルスクールに認定されているみたいですが、当時から、生徒の個性は半端ではありませんでした。とにかく一芸に秀でた奇才の生徒が多かったと記憶しています。考古学にはまって発掘調査が趣味の者とか数学の天才的な奴とか、当時は外国語ができる人は極めてまれでしたが、英語やフランス語が得意な奴といました。ピアノなどの楽器演奏が得意な人も多かったです。その後プロになって活躍されている方もいます。サークルでも当時はまだ今のようにパソコンもない時代でしたが、コンピュータの基礎理論を独自に学んで二次方程式の解を簡易な電算装置でソフトを自作して計算を試みている人もいました。

この学校は、受験指導等はあまり行わないと思います。大学に行きたい連中は、みんな自分で勉強しています。学校も必要な支援をしてくれます。でも、勉強が嫌な生徒は、自分のやりたいことを熱心に行えばよいのです。そこは、各自の意思がかなり尊重してもらえる学校です。生徒の数が少ないので目が行き届いていたのかもしれません。この学校では、先生のことを「教官」と呼んでいました。教官の数は、おそらく、通常の学校と比べて、多いと思います。各教官は、1人1部屋の教官室を使用していました。

生徒の個性を最大限尊重して、自由に好きなことを行える学校、それが名大付属だと思っています。その意味で藤井さんは良い選択をされたと思います。学校側も色々と配慮してくれると思います。もともと奇才が多い学校ですから。

私の在学時代は、チェリッシュの男性ボーカル 松崎好孝さんがいましたが、最近では、タレントの加藤晴彦さんや衆議院議員の辻元清美さんが活躍されているようです。藤井さんもいづれは名人位になる人だと思いますので、頑張ってもらいたいと思います。

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