北海道で巨大地震の発生警告が出ました

北海道で巨大地震の発生が迫っていると政府の地震調査委員会から発表がありました。北海道東部沖の太平洋で、大津波を伴うマグニチュード9級の超巨大地震の発生が「切迫している可能性が高い」との予測(長期評価)が出されました。今後30年以内の発生確率が最大40%であるみたいです。

北海道東沖では340~380年間隔と考えられる超巨大地震が約400年前に発生し、現在既に満期に達しているみたいです。400年前の地震では、津波が20メートルを超え、沿岸から内陸部に4キロまで侵入したと見られています。(北大の研究結果)

東日本大震災の教訓から、最近の地震対策としての地震予知情報は、過去に発生した例がなくとも、現在考え得る最大限の被害を想定する傾向が強くなっています。そうゆう意味で最近の被害想定は、従来に比べて大きくなっています。そんな中、今回のこれは過去の発生事実と発生規模、発生間隔という歴史的事実から予想していますので、結構シビアな予想という事になるのではないでしょうか。

同時に政府の地震調査委員会は、近畿から西に延びる「中央構造線断層帯」は四国を横切り、大分県に及ぶと評価を改めました。断層帯の長さは360キロから444キロになりました。大分の地震発生を受けて評価を見直したものでしょうか。中央構造線は、四国を上空から見るとはっきりと分かる断層帯ですので、こちらもこれが動けば、大きな地震が発生することは理解できます。

地震のメカニズムはよく分かりませんが、何れも巨大地震発生の警告だと思います。ただし、今なぜこのような警告が出されるのかよく分かりません。少し唐突な感じもします。定期的に公表している情報で今回の公開情報は、たまたま規模が大きいだけなのでしょうか。

いずれにしても、過去の大地震発生の経験則から見て、地震は想定したところからは発生せず、想定していないところから発生するような気がします。日本列島は、地震の活動期に入ったのでしょう。しばらくは、各地で大きな地震が発生することは避けられないのかもしれません。

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