名古屋の「どまつり」が、台風接近の中で開催されます。

日本のど真ん中にある真夏の名古屋で開催される「にっぽんど真ん中祭り(通称:どまつり)」が、今年の8月23日から開催されます。台風20号の接近の中での開催となります。今年は20回目の節目に当たり、通常の3日より1日多い4日間開催されます。

「どまつり」は、真夏に開催される日本最大級の踊りの祭典です。国内外から終結する約200チーム23,000人の踊り手が、独自の踊りを披露し、その優劣を競い合うものです。

観客数は、年々増加しており、昨年は225万人が参加しています。

オープン方式の踊りの祭典です。ルールは、「踊りの曲の中に、地元の民謡を入れること」くらいです。あとは各チームの創意と工夫で衣装・小道具を決めて自由にエントリーして踊ることが出来ます。

名古屋を中心に周辺自治体を含めた20会場に分かれて実施されます。

 

最近は、大きなお祭りへの集客が難しい時代となっています。色々あった徳島の阿波踊りの観客数減少は特殊要因かもしれませんが、全国的に有名なまつりへの観客数は伸び悩んでいます。そんな中で、「どまつり」順調に観客数を増やしています。

現在、最大の祭りは、博多祇園山笠です。毎年300万人を集めています。2位は青森ねぶた祭で276万人、3位はさっぽろ雪まつりで260万人、4位は仙台七夕まつりで228万人です。(2016年データ、月刊レジャー産業資料2016年10月号より) どまつりは、5位につけました。

 

徳島の阿波踊りで有名になりました「総踊り」ですが、「どまつり」にも「総踊り」があります。阿波踊りの総踊りは、有名連の踊り手によるものですが、どまつりの総踊りは、観客参加による文字通りの総踊りです。

踊り手や観客、性別、文化、世代など、すべての壁を取り払い、誰もが一緒に踊りが楽しめることが最大の特徴です。簡単な振り付けとリズミカルな曲にのせて、手拍子だけで参加できます。どまつりの最終日の夜、フィナーレとして総踊りが行われます。名古屋・栄のメインエリアはステージだけじゃなく、エリア一帯が総踊りの会場となります。

2010年には、総踊りが9481人参加で、一斉踊りとしてギネス世界記録として認定されました。見るだけじゃなく、誰もが主役になれる感動体験を味わえるのがどまつりなのです。

どまつりは、1996年に中京大学の学生だった方が、札幌のよさこいソーラン祭りに感動して、名古屋でも踊り祭典を企画したいと思い立ち、1999年2月に学生5人で実行委員を組織して始めたものが最初でした。その後、幾多の苦労があったと思いますが、20年目を迎えて大きく成長し続けています。

一度参加すれば、毎年参加して常連となる祭りですので、今後も成長が楽しみです。

 

 

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