野菜高騰で鍋料理がピンチ。

野菜の高騰が続いています。レタスは、平年比約2.4倍、白菜やダイコン、キャベツも約2倍の価格となっています。そのほかの野菜も軒並み高騰しています。特に、葉物野菜は鍋料理には必須アイテムであり、これが高値ですと鍋料理が出来ません。

折しも、日本列島は大寒波に見舞われていますので、せめて夕飯くらいは、暖かい鍋料理を食べたいと思っていますが、難しくなっています。何か特定の単品が高いのであれば、その野菜を避けて、他の野菜を使えば良いのですが、すべての野菜が軒並み高いとお手上げ状態になります。

という事で、残念ですが、暫くは鍋料理の頻度は少なくならざるを得ないと思います。

こんな中で、今売れている野菜が「もやし」と「豆苗」だそうです。工場生産野菜の為、価格が安定している事が人気の秘密みたいです。我が家も結構活用しています。

特に「豆苗」は、2度味わえる点の妙味があります。豆苗は、エンドウの若葉です。元々は大きく成長したエンドウの若い葉と茎を摘んだもので、中華料理の高級食材だったものが、最近は主に豆から発芽させた幼い状態のエンドウが根付き、またはカットされて販売されています。

この根付きの豆苗は、可食部を切り取った後の根に水をかけて明るい日陰に置くと脇芽が伸びて再度収穫できます。3度の収穫も可能ですが、栄養分が無くなる為、結構難しいと思います。2度までの収穫は、概ねできると思います。

豚肉に「豆苗」と「もやし」を巻いて油炒めをして、ポン酢をかけて食べるとボリュームがあって美味しくいただけます。

そもそも、野菜の高値は冬場に限らず、夏場にも起こっており、農家の作り手が不足しているのだと思います。野菜は、天候が順調で生育が良いと大量の収穫となり、大幅に市場での値段が暴落します。取れすぎるとキャベツ畑のキャベツ等をトラクターで踏み潰す光景がテレビ等で放送されています。このような経験と農家の高齢化なども重なって、野菜を栽培する人が年々減少しているのではないかと思います。

野菜の高値が、このような構造問題に原因があるとすれば、大規模工場での大量生産等の技術革新が進まない限り、高値の解消は難しいかもしれません。

一方、市場では「カット野菜」などの需要が、その利便性から高まっていますので、天候にかかわらず一定の野菜需要がある為、品薄状態になり易くなっているのではないでしょうか。

我が家は、家庭菜園をやっています。多くの需要は満たせませんが、多少の助けにはなると思います。今、エンドウが寒い中順調に生育しています。早く野菜の高値が解消されることを願っています。

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